パンチングメタルはロール曲げ可能ですか?
よくお問い合わせいただく質問です。一言でお答えすると「ロール曲げ可能」ですが、R精度は通常の鋼板とは違ってしまいます。
パンチングメタルの中には、下図にように板の縁に穴のあいていないものがあります。(耳付などと呼ばれます。)
このような板は、穴のあいている部分とあいていない部分で板の強度が全く違うため、境目のところで折れたようになってしまいます。
耳付の板は、究極に単純化すると下図のような板だと考えることができます。
この形状ですと、スリットを入れればロール曲げできる?の記事で説明されている通り、縁の部分はボトムロールにかかりませんので、折れて平らなまま残ってしまうということです。
防止策としては耳のない板を用意するしかありません。ただし、実際の製作では「縁が曲がっていなくても関係ない。R精度は気にせず、無理やりにでも溶接できてしまえばOK。」ということもあります。状況に応じてご検討いただけますと幸いです。
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