「鏡板はロール曲げで作れますか?」
時々お問い合わせいただく質問の一つです。結論から申し上げますとロール曲げでは加工できません。
3本ロール(ベンディングロール)によるロール曲げは、下図のように3本のロール(シリンダー)に板を挟み、回転させながらトップロールを押し込むことで円筒成形をしていきます。
ロール(シリンダー)が直線ですので、曲げ線が直線になる形状しか曲げられません。(この点に関してはプレスブレーキと同じです。)
それでは典型的なタンク部品である「鏡板」「直管」「テーパー管」で比較してみます。
これらのうち、鏡板だけは断面がR形状になっているため、ロール曲げでは加工できません。
断面がRの形状はプレス成型やへら絞り・スピニング加工で加工されます。これらの加工は弊社では対応できませんが、協力業者で対応することは可能です。
もしお困りの際にはお声掛けいただけますと幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿