我が子を「ロボットに負ける人間」にしてしまう親の特徴5、という記事を読みました。
【人のいいなりのロボット人間の育て方】
(1)子どもに選ばせず、親が正しいと言ったものに決めさせる
(2)いつもうまくいく方法を教え、失敗させない
(3)できないことや失敗しそうなことは、先回りしてやってあげる
(4)子どもの言動に反応しない・無視する
(5)子どもを大人の劣った存在とみなし、馬鹿にする
これを反面教師とすれば、ロボットに負けない子どもに育てられるとのことです。
試しに少し言葉を置き換えてみました。
【人のいいなりのロボット社員の育て方】
(1)社員に選ばせず、社長が正しいと言ったものに決めさせる
(2)いつもうまくいく方法を教え、失敗させない
(3)できないことや失敗しそうなことは、先回りしてやってあげる
(4)社員の言動に反応しない・無視する
(5)社員を社長の劣った存在とみなし、馬鹿にする
こうしてみると、中小企業の社員教育にも当てはまりそうです。
さて、先日ソフトバンクがイギリスのARM社を買収したことで話題となりました。孫社長は、直近の株主総会で「向こう30~40年内にコンピュータの人工知能が人類を凌駕する。40億年の生命の歴史の中で、初めて人類を超える超知性が誕生する」と言っています。その流れを見越して、核となる技術を持つARM社を3兆円もの金額で買収したとのことです。
また、別の日にはDeNAとヤマト運輸が「ロボネコヤマト」という開発プロジェクトを共同で行うことを発表しました。最初はDeNAの最適経路計算技術をヤマト運輸の配送に利用するところから始めて、いずれは自動運転配送も視野にしているとのことです。
自動運転が実現したら、将来は「運転手」という職業はなくなってしまうのかもしれません。
幸いなことに、弊社で行っているロール曲げ加工は多品種少量生産で職人的な要素も強いため、ロボットに置き換えられてしまうには比較的時間がかかると予想できます。
しかし、いずれシンギュラリティー(人工知能が人間の知能を超える瞬間)が来るとするならば、遅かれ早かれ同じ運命なのかもしれません。
職種によってロボットに置き換えられやすいかどうかは違うと思いますが、どんな職種でも、上で出てきたようなロボット社員は真っ先にロボットに置き換えられてしまうでしょう。なぜなら、同じ仕事をするのであれば、疲れを知らないロボットの方が会社にとってメリットが大きいからです。
また、ロボット社員ばかりいるロボット会社は、事業を続けていくことはできないでしょう。そんな会社に仕事を出すよりロボットを導入した方が効率がいい、となってしまうからです。
ロボットに負けない会社になるために、そして社員自身のためにも、危機意識を持って社員教育に取り組まなければと感じさせられました。
(参考)
我が子を「ロボットに負ける人間」にしてしまう親の特徴5
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160703-00018363-president-bus_all&p=3
ヤマト運輸とDeNA、自動運転配送も視野の「ロボネコヤマト」始動
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/072002150/
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