日経の電子版に自分の仕事がAIに奪われてしまうかどうかをチェックするツールが公開されていました。
業種と職業を選択すると、現在のAI技術で理論的にどのぐらい代替可能なのかを調べることができます。
さっそく弊社の仕事で調べてみました。
業種:工業生産
職業:金属工、プラスチック工
結果は下の画像の通り、81.7%代替可能とのことです。
さらに細かな業務内容を選択すると、より正確な数値が計算できるようになっていました。
例えば「研削機を操作する」「溶接機を操作する」などの作業だけを選択した場合は100%代替可能と表示され、「設計図を見る」「業務の手順や順番を検討する」などの作業を追加するとパーセンテージが下がっていくのがわかります。
この数値はあくまでも理論的に代替可能かどうかというもので、現実的にはコストや規制等の問題があるので計算通りにはいかないかもしれません。
しかしながら労働人口が減っていくことが明らかな我が国では、AIの導入は他国よりも必須の流れとなるでしょう。
「AIと戦うにはどのような能力を身に付けていかなければならないのか」と考えなければならないのは、社員だけでなく経営者も同じです。AIの普及が進むと技術力での差別化が難しくなり、どれだけAIを導入できるかという資本力勝負になってしまいます。これは弊社のような小規模企業にとって危機的な状況です。
中小企業庁の2017年版「小規模企業白書」によれば、すでに小規模企業の淘汰が加速しているのがわかります。
社会全体が成長している時代であれば小規模企業でも現状維持を望めたのかもしれません。
しかし労働人口が減って人材確保の競争が激しくなり、さらにAIが普及して資本力勝負になる可能性もある時代においては、「成長するか、淘汰されるか」の二者択一を迫られてくるでしょう。
どういう能力を磨けば顧客の役に立ち生き残っていけるのか、今から備える必要がありそうです。
日経電子版: わたしの仕事、 ロボットに奪われますか?
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/
経済産業省: 2017年版「小規模企業白書」
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/syoukiboindex.html
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