2026年3月13日金曜日

アルモンサイゲン(3Dスキャンサービス)の動画

アルモンサイゲン(ALMON SCIGAIN)は株式会社山十佐野製作所の提供する"製缶板金加工に特化した"リバースエンジニアリングサービスです。

・プラント設備の補修や改造をしたい

・現物と同じものを作りたい

このような場面で

×図面がない

×形状が複雑で寸法計測が難しい

といったお困りごとはございませんか?

3Dスキャン技術と製缶板金加工で解決します。

あるモノ、再現。アルモンサイゲン。

詳しくはサービス紹介動画をご覧ください。



2025年11月26日水曜日

静岡県経営革新優秀賞の受賞

 この度、静岡県経営革新優秀賞を受賞いたしました。


これもひとえに社員の努力と商工会さんのご支援のおかげです。
今後も山十佐野製作所はお客様のお役に立てるように新しいチャレンジを続けてまいります。

2025年9月23日火曜日

隙間(ルートギャップ)を空けてロール曲げできますか?

 隙間(ルートギャップ)を空けてロール曲げすることは可能です。固定するために、ブリッジと呼ばれる板を使って固定する方法があります。



ルートギャップが図面通りになっているかどうかは隙間ゲージで検査をします。


このように、山十佐野製作所ではブリッジ板を使ってルートギャップのあるロール曲げ加工にも対応可能です。ぜひご相談ください。




エビ管のロール曲げ

ロール曲げ加工で、通称エビ管と呼ばれる配管・ダクトの接続部品を製作することができます。

エビ管を製作する際、上手くスリット(ミシン目)で1枚の板にまとめると、材料費と曲げ加工費を節約することが可能です。

上図のようにスリットで1枚にまとめた板をロール曲げし、その後スリットでばらして組み立てると、溶接の継目がちょうど互い違いの位置に来ます。
材料費の節約、曲げ加工費の節約、さらに十字溶接の回避と、一石二鳥ならぬ一石三鳥です。

山十佐野製作所ではエビ管の展開からロール曲げまで対応することができます。また、社内や協力業者で組立溶接まで行うことも可能です。エビ管でお困りの際にはぜひお声掛けください。

2025年8月2日土曜日

なぜ板が厚くて曲げ径が小さいとロール曲げできないのか?

せっかくロール曲げのお問い合わせをいただいたのに、「板厚に対して直径が小さ過ぎてロール曲げできません」とお応えすることがあります。

以前に直径が小さ過ぎてロール曲げできないという記事で、直径とロール曲げの可否の関係については説明しました。今回はここに板厚が絡むとどうなるのか、考えていきたいと思います。

まず、より小さい直径で曲げられるようにするには、トップロールの直径を小さくするしかありません。


ここで、3本ロールの構造をみてみます。機械の大小にかかわらず、大雑把に以下のような構造になっています。


トップロールの両端にシリンダーがあり、そこに力を加えることで板を曲げる仕組みです。いわゆる両端支持はりのような構造になっています。

ここで、より小さな直径を曲げるために、トップロールを細くして、さらに機械の力を強くしたらどうなるでしょう?



力は両端にしか加わりませんので、トップロールがしなってしまって、肝心の板への力は加わりづらくなります。

つまり、「より厚い板を曲げたい」と「より小さい直径を曲げたい」という2つのニーズを同時に満たすことはできないということです。



なお、同様に「より小さい直径を曲げたい」と「より幅の広い板を曲げたい」という2つのニーズも同時に満たすことができません。
なぜなら、力が両端にしか加わらないということは、中央付近には力がかからないということになり、結果として板全体が曲がらないからです。


最後に、ロール曲げではなくプレスブレーキ曲げではどうでしょう?
プレスブレーキはパンチに上から力が加わるようになっていますから、板に対して均等に力を加えることができます。したがって、ロール曲げと比べると、より厚い板をより小さい直径で曲げることが可能です。


このような特性を踏まえて、弊社ではロール曲げのご希望をいただいた案件でも、板厚に対して直径が小さ過ぎてロール曲げできない場合には、協力業者でのプレスブレーキ曲げで提案させていただくことがあります。
弊社でロール曲げできるかどうかはロール曲げ可否自動判定でもご確認いただけますので、ぜひご活用いただけますと幸いです。








2025年5月21日水曜日

片方の円周だけ開先を取ってからロール曲げできますか?

 「片方の円周だけ開先を取ってからロール曲げできますか?」

時々このような問い合わせをいただくことがあります。結論から申し上げますと、ロール曲げすること自体は可能ですが、過去の実績から、若干変形が出てしまう可能性があります。

例えば下図のように片方の円周だけ開先が取れているケースです。

過去、このような板をロール曲げした時に、下図のように隙間ができたしまったことがありました。

はっきりとした原因はわかりませんが、おそらく以下のような理屈だと思われます。


開先が取れているということは、そこだけ板厚が薄いのと同じことである

→ そちら側の方がスプリングバックが強いことになる

→ 開先の無い方がくっついた時、開先側はスプリングバックが強いのでまだくっつかない

  (=隙間があく)


3本ロールの構造上、これは防ぎようがありません。

また、隙間が許容範囲に収まるのかどうかも、曲げてみないとわかりません。

したがって、無難な案としては、開先無しでロール曲げして、円筒状に溶接してから旋盤等で削っていただく方法を提案しています。

なお、板厚が薄い場合はほとんど隙間ができません。

また、板の幅が広い場合も、隙間ができてしまっても仮止めで誤魔化せる可能性はあります。

ケースバイケースですので、ご相談いただけますと幸いです。

鏡板はロール曲げで作れますか?

 「鏡板はロール曲げで作れますか?」

時々お問い合わせいただく質問の一つです。結論から申し上げますとロール曲げでは加工できません。

3本ロール(ベンディングロール)によるロール曲げは、下図のように3本のロール(シリンダー)に板を挟み、回転させながらトップロールを押し込むことで円筒成形をしていきます。

ロール(シリンダー)が直線ですので、曲げ線が直線になる形状しか曲げられません。(この点に関してはプレスブレーキと同じです。)

それでは典型的なタンク部品である「鏡板」「直管」「テーパー管」で比較してみます。

これらのうち、鏡板だけは断面がR形状になっているため、ロール曲げでは加工できません。

断面がRの形状はプレス成型やへら絞り・スピニング加工で加工されます。これらの加工は弊社では対応できませんが、協力業者で対応することは可能です。

もしお困りの際にはお声掛けいただけますと幸いです。

2025年3月13日木曜日

非破壊試験技術者資格 超音波探傷試験レベル1(UT1)

 溶接の超音波探傷試験(UT、エコー検査)についての理解を深めるため、非破壊試験技術者資格の超音波探傷試験レベル1(UT1)を取得しました。

より一層お客様のお役に立つために、昨日よりも今日、今日よりも明日、小さくても一歩ずつ前進できるよう今後も努力を続けてまいります。

健康経営優良法人2025に認定されました

 この度、山十佐野製作所は健康経営優良法人2025(中小企業法人部門)として認定されました。

今後一層取り組みを推進してまいります。



2025年1月6日月曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

2024年9月2日月曜日

板が薄すぎてロール曲げできない(スリップしてしまう)

 板が厚過ぎると機械の力が足りなくて曲げられなくなるのはイメージしやすいと思いますが、逆に板が薄過ぎてもロール曲げできません。


 メーカーの演算ソフトでは、

「荷重不足[トップロールがスリップする恐れがあります]」

というエラーメッセージが表示されます。


 このような場合、もし設計変更可能であれば、板厚を厚くする提案をさせていただいております。

 ロール曲げの可否は機械のスペックによって決まってしまうため、所有する機械によって加工可能範囲が制限されてご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承の程お願いいたします。

 なお、弊社のロール曲げ可否自動判定ページではご希望の板厚でのロール曲げ加工が可能かどうかを簡単に判定することができます。ぜひご活用いただけますと幸いです。


2024年8月26日月曜日

スプリングバックのせいでロール曲げできない

  金属は曲げた時にバネのように元に戻ろうとするスプリングバックという現象が起こります。(詳しくはロール曲げのスプリングバックをご参照ください。)

 そのため、ロール曲げ可能な直径はトップロールの直径より大きくなります。


 例えばベンディングロール(ロール曲げの機械)のトップロールがΦ300の時、Φ300にロール曲げすることはできません。無理にそれ以上曲げようとすると、麺棒で生地を伸ばすのと同じように板が伸びてしまうこともあります。

 なお、弊社のロール曲げ可否自動判定ページではスプリングバックも考慮してご希望の寸法のロール曲げ加工が可能かどうかを簡単に判定することができます。ぜひご活用いただけますと幸いです。

2024年8月22日木曜日

経営革新計画の承認(3度目)

 この度、弊社の経営革新計画が承認されました。今回で通算3度目の承認となります。

計画の内容は商工会のウェブサイトで紹介していただいております。

プラント現物を元に設計データを作成するリバースエンジニアリングの開始

なお、余談ではありますが静岡県知事選挙期間中だったため職務代行者の副知事による承認という珍しい承認書でした。

2024年8月19日月曜日

健康宣言(ふじのくに健康づくり推進ホワイト事業所認定)

 山十佐野製作所は健康づくり推進事業所宣言を行い、「ふじのくに健康づくり推進ホワイト事業所」として認定されました。今後も従業員の健康づくりに取り組んでいきます。



2024年7月27日土曜日

スクリュー羽根はロール曲げできますか?

 コンベアスクリュー等の羽根をロール曲げ加工できるかという問い合わせをよくいただきます。残念ながらスクリュー羽根曲げはロール曲げでは加工できません。

ただ、地元にスクリュー羽根曲げを得意としている協力業者があります。

こちらは以前に加工していただいた時の写真です。


薄いものや小さいものはオンラインで注文できるサイトもあると思いますが、それらで対応できないような形状でもしお困りの際にはお問い合わせいただけますと幸いです。

反ってしまった板をロール曲げで平らにできますか?(対応不可)

 「パンチング加工をしたら板が反ってしまった」「溶接をしたら熱で板が反ってしまった」などの理由で、ロール曲げで平らにできないかという問い合わせをいただくことがあります。

残念ながらこれらの反り/歪み修正をロール曲げで行うことはできません。

パンチングや溶接で反ってしまった板は、極端に言えば下図のような変形をしています。


理屈では、凸になっている箇所を押せば平らに近づいていくはずです。しかし、ロール曲げはシリンダーで押す機械なので、”1点だけ”を押すことができません。つまり凸になっている箇所以外も一緒に押してしまうことになってしまうので、平らにすることは不可能です。

なお、上図のように変形してしまったということは、平らな時と比べて表面積が変わっています。体積は変わらないはずですので、おそらくその分だけ板厚が薄くなっているのだと推測されます。(麺の生地を棒で延ばすようなイメージです。)したがって、仮にロール曲げ以外の方法(例えば製缶プレス)で平らにできたとしても、元の板よりサイズが大きくて板厚が薄くなっていることは想定しておいた方が良さそうです。

S字にロール曲げできますか?

 3本ロールでS字にロール曲げすることは可能です。ただし、形状によります。

S字にロール曲げするには、一部をロール曲げした後に、板を裏返して曲げることになります。

3本ロールの構造上、先に曲げたところの一部に逆向きの力が加わって、板が伸びる(Rが緩くなる)ようになってしまいます。

板が厚くなればなるほどRの誤魔化しが効かなくなるので、S字ロール曲げが困難になります。逆に板厚が薄ければほとんど気にならないレベルに収まることが多いです。以下は以前に山十佐野製作所で加工したS字ロール曲げの写真です。


有名靴ブランドのショップの展示棚として使用されています。

板厚、サイズ、曲げ径などの形状にもよりますが、山十佐野製作所ではS字ロール曲げも可能ですのでぜひご相談ください。


溶接した円筒を持ち込んでリロール(真円矯正)してもらうことは可能ですか?

 溶接の熱歪みで変形してしまった円筒をロール曲げでリロール(真円矯正)することは可能です。例えば以前にSUS329J4Lの溶接をしたら継目が尖ってしまって困っているというお客様からご依頼を受けてリロールのみを行いました。

矯正前
↓
矯正後

ただ、持ち込みリロールに関しては何点か条件が付いてしまいます。

・変形具合と要求される真円度によっては対応できないこともあります。

・完全に直るという保証ができず、加工時間の予想も難しいため、見積りが非常に困難です。

ロール曲げ加工は基本的には時間チャージですので、”それ以上時間をかけても真円度が高まる可能性は無いであろう”という加工時間を予想してお見積りするしかありません。たまに「グルグル回していれば真円になるんじゃないの?」と言われることがありますが、残念ながらもっと複雑な職人技が必要となります。

いびつな円を真円にするには、単純に言えば「本来よりRが大きい(曲がりが緩い)箇所を探して円の内側から押す」を繰り返せば真円に近づいていくはずです。

これを3本ロールで行おうとすると下図のようになります。

トップロールで内側から押す力と、ボトムロール2本で外側から押す力は同じなので、下図のようになります。
つまり、本来よりRが大きい(曲がりが緩い)箇所を曲げようとして内側から押すと、その両側が緩くなってしまうのです。実際には、この現象を見越して板の曲がり具合を見ながら少しずつ位置を変えながら押していくことになります。やみくもにグルグル回すだけでは永遠に終わらないことがご理解いただけるとかと思います。

山十佐野製作所では自社で溶接したものをリロールすることもあるので、豊富な実績があります。もし想定外に溶接後の歪みがひどくてどうしても困ってしまったという場合はご相談いただけますと幸いです。

2024年7月10日水曜日

直径が小さ過ぎてロール曲げできない

 ロール曲げが不可能となる条件はいくつかありますが、そのうちの1つが「直径が小さ過ぎてロール曲げできない」です。

 弊社ではサイズ違いのベンディングロールを6台所有しております。小さな機械は直径が小さい円筒が曲げられる代わりに力が弱いので厚い板が曲げられなかったり、逆に大きな機械は力は強くて厚い板が曲げられる代わりに小さい直径に曲げられなかったりするため、製品形状によって使い分けています。



 当然ながらトップロールより小さい直径には曲げることができません。

 
 なお、弊社のロール曲げ可否自動判定ページでは、ご希望の寸法のロール曲げ加工が可能かどうかを簡単に判定することができますので、ご活用いただけますと幸いです。





板が短過ぎてロール曲げできない

 ロール曲げが不可能となる条件はいくつかありますが、そのうちの1つが「板が短過ぎてロール曲げできない」です。

 弊社ではサイズ違いのベンディングロールを6台所有しております。小さな機械は直径が小さい円筒が曲げられる代わりに力が弱いので厚い板が曲げられなかったり、逆に大きな機械は力は強くて厚い板が曲げられる代わりに小さい直径に曲げられなかったりするため、製品形状によって使い分けています。

 3本ロールは以下の写真のように上に1本と下に2本のシリンダーで構成されます。上のシリンダーはトップロール、下のシリンダーはボトムロールです。これらのシリンダーの直径や、2本のボトムロールの間隔は各機械によって違います。


 さて、板が短過ぎると、下図のようにボトムロールに板が”架からない”状態になってしまいます。そうなりますと板が落ちてしまって曲げることができません。

 このような場合には、板を長く伸ばした状態で曲げて、後で切断することを提案しております。


ただし、製品によってはこのような方法をとるのが難しい形状であることもあり得るため、そのような場合には短い板のまま協力業者のプレスブレーキで曲げてもらうことを提案しております。
 なお、弊社のロール曲げ可否自動判定ページでは、板が短過ぎないかどうかも含めてロール曲げできるかどうかを簡単に判定することができますので、ご活用いただけますと幸いです。