2022年9月7日水曜日

3Dモデリングから板金展開まで

 山十佐野製作所ではいただいた図面をもとに3Dモデリングから板金展開まで行っております。

例えば以下のような製品があったとします。


こちらは架空の形状ですが、ご覧の通りテーパー管(レジューサー)に丸パイプが様々な角度で刺さっていたり、大きな角パイプが刺さっていたりしています。このような単純ではない形状の場合は3Dモデリングをして形状の認識に間違いがないように努めております。

また、弊社では3DCADを使ってモデリングした3Dデータから一気に板金展開ができるようになっております。先ほどの製品を3Dデータから板金展開したものが以下の図です。
3Dモデリングのみ、あるいは板金展開データのみでも販売しておりますのでお気軽にご相談ください。
もちろんロール曲げ加工、プレス曲げ(FR曲げ)加工※、開先加工、溶接加工まで含めたご注文もお待ちしております。

※プレス曲げ(FR曲げ)は協力業者での加工となります。

今回モデリングしたサンプル3Dデータ(STEP形式)ならびに板金展開データ(DXF形式)は以下のリンクからダウンロード可能です。どうぞご自由にご確認いただけますと幸いです。

株式会社山十佐野製作所サンプル3Dデータ・板金展開データ(ZIPファイル)

弊社はプラントエンジニアリングをメインとした製缶板金業ですので、工場の大きなタンクなど一品モノの部品を製作しております。量産モノには”不良率”という考え方がありますが、一品モノの場合は0%か100%しかありません。毎回違うものを作るわけですから、いかに正確に製作するかが品質保証のカギとなります。そのためには、まずは形状を正しく理解できなければ話になりません。

最終製品は3次元の物体です。それを伝えるための手段として図面が存在しますが、3次元を2次元に置き換えているため理解するのに苦労する時があります。そのような時、3Dデータをみれば一目で形状を理解できるでしょう。ミスが減り、時間短縮に繋がります。

今後も山十佐野製作所では3Dの力を製缶板金業に生かして、お客様のために効率化を図っていきたいと考えております。

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